ガチADHDが伝えるハンドスピナーの凄さ
ハンドスピナーを大人買いした。
— コリさん@今年は空虚に (@1042limit) 2017年7月21日
GearBestのフラッシュセールでハンドスピナーが1つ平均300円から500円くらいで投げ売りされていたので大人買い。
こういう思いついたら衝動を止めれなくなって即行動してしまうタイプのADHDです。
ハンドスピナーブームのハンドスピナー
ハンドスピナーがブームだけど、一般の動画ではやっているトリックとか回転とかそういう楽しみ方の否定はしない。
間違った楽しみ方の1例
よーしパパ雑にPDCA回しちゃうぞー pic.twitter.com/GsdQoRa3ug
— コリさん@今年は空虚に (@1042limit) 2017年7月21日
しかし、ADHDにとってハンドスピナーは回転でもなく、トリックでもなくワーキングメモリを占拠することで誤動作を予防することだ。
個人的に使い込んでみて
「ADHDにとってこれはいいものだ。」といえるものなので、そのあたりを言語化したい。
ADHDの注意力散漫モデル
ADHDの注意力は散漫だとよく言われているが、実際どのように散漫なのか?
おそらく一般の人はこのように考えていると思う。
話しているときのADHDの頭の中
これは正しいようで間違っていて、自分の頭で整理するとこんな感じになる。
話している最中にいろいろなことが遷移するのでADHDは気が散っている。
話に集中していないなどと言われている。
ラジオを聴きながら勉強する経験がある人は、ラジオを聴きながら、テレビを見ながら、スマホをいじりながら会話をADHDはしていると想像してくれると想像しやすいかもしれない。
しかし、これをハンドスピナーはこうしてくれる
遷移するチャンネル数を減らすことにより、効率は変わらないが気が散ることを抑えてくれる。
触角のチャンネルをハンドスピナーが占有することのメリット
ハンドスピナーは触角のチャンネルを刺激する。しかし、聴覚、視覚のチャンネルは阻害しない。
つまり、
- 会話が入ってくる量が増える。
- 返事、相槌を返す数が増える。
- 話すことを考える時もワンテンポ考える時間が生まれる。
これが凄い大きい。相手の反応が変わった。
過集中の抑制も
集中することは良いことだといわれるけれど、好きなことをしているとADHDは過集中を時々起こす。具体的にどれくらいの集中力が生まれるのか?
僕の実体験だと、制限時間120分の試験が15分で全部解き終わるくらいの集中力を発揮する。
試験自体の成果は決して悪いものではないんだけど、脳がオーバーヒートを起こしてしまい一度短時間でも寝ないと次は使い物にならない。
学生時代は10分で試験問題を解いて、そのあと寝るということを繰り返していた。
ハンドスピナーを集中してきたな。このままいけばオーバーヒートするなという時に回すと、そこにワーキングメモリがある程度占拠されてオーバーヒートを予防してくれるので長時間活動が可能になった。
120の力で5分スプリントするのではなく、80の力で60分持続できることが可能になったので仕事効率が良くなった。
最後に
ADHDだけど本当にこのハンドスピナーは集中できない、集中しすぎてしまうという相反する特性を持つ人にお勧めしたいアイテムだ。
ちなみに、あれだか買って回して最もお勧めは蛇口みたいなタイプ。片手でくるくる回る、楽しい。